ビットコインの基盤技術であるブロックチェーンがこのところ、にわかに注目を集めています。デジタル通貨のみならず、銀行をはじめとした金融システムや、契約、不動産売買といった様々な分野に変革をもたらすと予想されています。本カンファレンスでは、こうしたブロックチェーンのもたらす未来について、国内外から有識者を招聘し、金融システムや産業界へのインパクト、今後の技術開発の動向などについて議論します。
弊社は、2016年7月5日〜6日に「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016 TOKYO」を開催します。本カンファレンスは、共同創業者でMIT メディアラボの所長を務める伊藤穰一がホストとなり、最先端のインターネット技術やその周辺で生まれるビジネスに関心のある方々を対象に、2005年から毎年開いています。今回は、現在設立に向けて準備を進めているオープンイノベーション形式の研究開発組織「DG Lab」との共催の形で開催する、最初のカンファレンスになります。
DG Labは、今後さまざまな事業の基盤になることが期待できる「ブロックチェーン」「VR/AR」「人工知能」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野とし、これらの分野において高いレベルの技術を持つ国内外の投資先企業と連携して、DGの新たな事業の柱となるプロダクトやサービスを生み出すことを目指します。
今回のTHE NEW CONTEXT CONFERENCEでは、これらの重点分野の中から「ブロックチェーン」と「人工知能」をテーマとして選び、これらの技術が金融システムや産業界、我々の生活に与えるインパクトについて、それぞれの分野の第一線で活躍されるスピーカーを国内外からお呼びし、議論を深める予定です。ぜひご期待ください。
株式会社デジタルガレージ
代表取締役社長 兼 グループCEO 林 郁
インターネットから生まれたオープンイノベーションの波がソフトウェア産業だけでなくハードウェア産業も飲み込み、さらにはバイオテクノロジーにまで及ぼうとしている現状では、さまざまな分野で技術が急速に進化していきます。こうした技術の多様な変化に柔軟に対応し、これまで同様に最先端の技術を取り込みながら事業を成⻑させるために、新たな事業の柱になる技術シーズを発掘するための研究開発組織「DG Lab」を発足します。DG Labでは「ブロックチェーン」「VR/AR」「AI」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野として選び、これらの分野で高いレベルの技術を持つ国内外の投資先企業と連携し、DGの新たな事業の柱となるプロダクトやサービスを生み出すことを目的とします。こうした分野において世界をリードする研究開発に関心のあるエンジニアやデザイナーが集まり活発に議論しながら開発に打ち込む、「テクノロジーのバウハウス※」のようなイメージを持ち、グローバルのプラットフォームとなって、デザイン×データ×テクノロジーの3つが有機的に繋がる、新しい化学変化の場所を目指します。
※バウハウス(ドイツ語: Bauhaus)。今から約100年程前の1919年、ドイツ・ヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な学校。アートや芸術、デザイン、建築などが融合して起きた新しいムーブメントで世の中に多大な影響を与え、文化を築き上げた。
Adam Back, PhD
Blockstream Corp. 社長 兼 共同創業者
村井 純
慶應義塾大学 環境情報学部長・教授
Michael Casey
MITメディアラボ デジタル通貨イニシアティブ シニアアドバイザー
岩下 直行
日本銀行 決済機構局 フィンテックセンター長
松本 大
マネックスグループ 取締役会長兼代表執行役社長
市橋 立
弁護士ドットコム 執行役員CTO
Nicolas Dorier
Metaco SA CTO
Shin’ichiro Matsuo, Ph.D.
MITメディアラボ研究員・所長リエゾン
BSafe.network共同設立者
Pindar Wong
VeriFi (Hong Kong) Ltd, 会長
Neha Narula
MITメディアラボ デジタル通貨イニシアティブ レサーチディレクター
Thaddeus Dryja
Lightning Labs創業者・CTO
Ryan Shea
Blockstack Labs 共同創業者・代表取締役
Jonathan Hope
Keychain 共同創業者 兼 CEO
北野 宏明
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長・所長
齊藤 元章
ペジーコンピューティング 代表取締役社長
金井 良太
Araya Brain Imaging 代表取締役
中村 晃一
Idein株式会社 代表取締役
Alex “Sandy” Pentland
MITメディアラボ Connection Science and Human Dynamicsラボ ディレクター・教授
島原 佑基
エルピクセル株式会社 代表取締役
山崎 文敬
株式会社イクシスリサーチ 代表取締役
福田 剛志
日本アイ・ビー・エム株式会社 理事 東京基礎研究所 所長
Rei Inamoto
Inamoto & Co.共同設立者 クリエイティブディレクター
米倉 千貴
al+ 代表取締役
乙部 一郎
株式会社ZMP 取締役 事業統括
Joshua Lachter
ASAPP, Inc 成長戦略部 副部長
オースティン ヒル氏は起業家で、積極的に投資活動を行っている。1994年,カナダ初のインターネットプロバイダーの一つである Total.Net を創業した(97年にBCE Emergis により買収). その後、プライバシーや匿名、電子マネーまわりのサイファーパンク技術に特化した最大の研究会社Zero–Knowledge Systemsを共同で立ち上げた。そこで匿名でネットワーキングできる技術開拓を行いcryptographic identity trust metric systemsを発明した。同社を2006年に退社以来、エンジェル投資家、社会起業家として意味のあるゲームやギフト・エコノミーに着目している。
同氏はモントリオールのスタートアップのヴェンチャーパートナーで、カナダで有力な早期ベンチャーキャピタルであるReal Venturesの立ち上げに参画した。役員向けMBAプログラムやFounder Fuel(Real Venturesの早期アクセラレーター) のパートナーとして、60社以上の早期スタートアップのメンターを経験し、何百もの企業の立ち上げに投資家、創業者、取締役など、さまざまな形で積極的な活動を繰り広げている。
工学博士(慶應義塾大学・1987年取得)
1984年東京工業大学と慶應大学を接続した日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。1988年にはインターネット研究コンソーシアムWIDEプロジェクトを発足させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。
内閣高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)有識者本部員、内閣サイバーセキュリティセンターサイバーセキュリティ戦略本部本部員、社団法人情報処理学会フェロー、日本学術会議第20期会員。その他、各省庁委員会の主査や委員などを多数務め、国際学会等でも活動。
日本人で初めてIEEE Internet Awardを受賞。ISOC(インターネットソサエティ)の選ぶPostel Awardを受賞し、2013年「インターネットの殿堂」入りを果たす。「日本のインターネットの父」「インターネットサムライ」として知られる。
マイケル・ケーシー氏はMITメディアラボのデジタル通貨イニシアティブでシニアアドバイザーを務める。これまでの経歴は主にジャーナリストで、18年間のウォールストリートジャーナルでのシニアコラムニストとしてグローバル経済市場やテレビ・ラジオでのコメンテーターとして活動していたが、MITに参画することで同誌を退社。デジタル通貨とその技術からうまれる多くのビジネスチャンスと課題について、積極的な講演活動を実施している。同氏は豪 西オーストラリア大学、カーティン大学、米コーネル大学にて学位を授与されている。
1984年慶應義塾大学経済学部卒、日本銀行入行。94年に日銀金融研究所に異動し、以後約15年間、金融分野における情報セキュリティ技術の研究に従事。同研究所・情報技術研究センター長、下関支店長、2011年7月から日立製作所 情報・通信システム社に出向、13年7月決済機構局参事役、14年5月金融高度化センター長。2016年4月、決済機構局内に設立したフィンテックセンターのセンター長に任命され、現在に至る。
1987年3月東京大学法学部卒業。同年4月ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社入社 、1990年ゴールドマン・サックス証券会社入社、1994年 当時同社最年少の30歳でゼネラルパートナーに就任。 1999年4月 ソニーとの共同出資でマネックス証券を設立、現 取締役会長兼代表執行社長を務める。金融審議会専門委員、株式会社東京証券取引所 社外取締役などを歴任。
株式会社カカクコム、株式会社 ジェイアイエヌ 社外取締役 現任。
2005年東京大学大学院工学系研究科卒業後、アクセンチュア株式会社入社、戦略グループ通信ハイテク事業本部コンサルタントとして新事業戦略・事業戦略・マーケティング戦略の立案および業務改革支援などに携わる。起業を経て、2014年1月に弁護士ドットコム株式会社に入社、2015年10月より執行役員CTOに就任。また同社のLegalTech Lab所長としてブロックチェーン技術を用いたスマートコントラクト・システムの研究・開発を主導。
Nicolas Dorier氏は、その完成度と汎用性において評価の高いC#版のBitcoinプロトコルであるNbitcoinのメインデベロッパー。また、”Programming The Blockchain in C#”の著者でもある。(http://n.bitcoin.ninja/)
その高い技術力で、Bitcoin Coreのコントリビューターとしてコミュニティの発展に寄与し続けている。
特にOP_CSV、segregated witnesses、compact blocksに高い関心を持ち、現在、BitcoinトークンとOP_CSV、segregated witnessesにより発行されたトークンのエクスチェンジを可能にするOpen Asset Protocolの研究を進めている。
シリコンバレーを拠点に活動する、暗号技術と情報セキュリティ分野の研究者。ブロックチェーンをアカデミアの視点から成熟させる活動をしている。MITメディアラボでは研究員および金融暗号分野の所長リエゾンとして活動するとともに、東京大学生産技術研究所・海外研究員、MagicCube Inc.のチーフセキュリティサイエンティストを務める。世界初のブロックチェーン専門学術誌LEDGERのエディタであり、W3Cのブロックチェーンカンファレンスのプログラム委員。Pindar Wong氏ともに、ブロックチェーンの学術研究を行う大学による国際研究ネットワークBSafe.networkの構築を行っている。また、ISO/IECにおける3つの暗号技術のエディタでもある。暗号プロトコルに関する国際コンソーシアムCELLOSを設立し、技術ワーキンググループ主査を務めTLS等のセキュリティ向上に貢献するとともに、過去にはISO/IEC JTC1における暗号技術の標準化の日本National Bodyの代表、電子政府推奨暗号を定める暗号技術検討会構成員を歴任。暗号関係の国際学会IACR、IFCA会員。
ピンダー ウォン氏はインターネットのパイオニアであり1993年に香港で初めてインターネットサービスプロバイダーのライセンスに共同出資した。インターネット金融インフラのコンサルティングを行うVeriFi (Hong Kong) Ltdの取締役会長を現任。2015年にはアジア初 Blockchainworkshops.org, ScalingBitcoin.org の第一、第二フェーズに従事し Hong Kong Bitcoin Roundtableに協賛。Shin'ichiro Matsuo氏とともに bsafe.network を設立しブロックチェーン技術の学術界での応用展開を促進している。
香港貿易発展局アドバイザリー委員、香港科技大学アドバイザリー委員などを現任。
アジア太平洋インターネット協会会長、香港政府タスクフォース産業のアドバイザリー委員を歴任。
1984年国際基督教大学教養学部理学科(物理学専攻)卒業。1988年より米カーネギー・メロン大学客員研究員。1991年京都大学博士号(工学)取得。1993年株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所入社。2011年同代表取締役社長。1998年10月~2008年9月、科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクトとその後継プロジェクトの総括責任者兼務。2001年4月、 特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構を設立、会長を務める。公益財団法人がん研究会 がん研究所 システムバイオロジー部 部長。学校法人沖縄科学技術大学院大学教授。理化学研究所 統合生命医科学研究センター 疾患システムモデリング研究グループ グループディレクター。Sir Louis Matheson Distiguished Visiting Professor at Monash University/Australian Regenerative Medicine Institute, 慶應義塾大学大学院理工学研究科客員教授。ロボカップ国際委員会ファウンディング・プレジデント。
The Computers and Thought Award (1993)、 Prix Ars Electronica (2000)、Nature Award for Creative Mentoring in Science (Mid Carrier)(2009)。ベネツィア・建築ビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)等で招待展示を行う。
東京大学医学部付属病院放射線科の研修医期間修了後、大学院入学と同時に学外に医療系法人を設立して研究開発を開始。3年後の1997年には米国シリコンバレーに医療系システム及び次世代診断装置開発法人を創業。東日本震災を機に、海外での研究開発と事業経験を日本の復興に活かすために拠点を日本に戻し、医療分野に限定されない自然科学と産業全般の研究開発に方針転換。現在は次世代スーパーコンピュータ技術を開発する株式会社PEZY Computing代表取締役社長、同株式会社ExaScaler創業者・代表取締役会長、同UltraMemory株式会社創業者・会長を務める。
僅か7ヶ月間で初めて開発した独自技術による小規模スーパーコンピュータが2014年11月のGreen500で世界第2位に、2015年7月には世界第1位から第3位を独占した現在、京速計算機「京」の100倍の性能となる次世代スーパーコンピュータ開発に加え、人類史上最大の研究開発となる汎用人工知能の実現を向けて、スカンクワークス型の開発チーム複数を組成して率いる。
1977年、東京都生まれ。高校の国語の授業で、ソシュール言語学と出会い、関係性から意味が生まれる仕組みを数理的に解き明かしたいと思い、意識・クオリア・主観性の情報基盤の研究を志す。主な研究テーマは認知神経科学からのアプローチによる意識研究と、脳科学の現実世界への応用技術の開発。京都大学理学部生物物理学科を卒業後、オランダ・ユトレヒト大学で視覚意識の研究によりPhD取得。カリフォルニア工科大学にて、下條信輔教授の元で視覚経験と時間感覚の研究に従事。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)にて、非侵襲脳刺激技術の開発を行い、また機械学習を脳構造画像への導入を行い、新たな応用脳科学の分野を築き上げた。英国サセックス大学・サックラー意識研究センターにてAnil Sethらと意識研究を続けた後、2015年より日本発の脳情報ベンチャーであるアラヤ・ブレイン・イメージングを立ち上げる。現在、科学技術振興機構(JST)のCRESTでのプロジェクトで、統合情報理論と自由エネルギー原理の実装により人工意識の構築に専念している。また意識研究の人材育成とコミュニティ作りのため、東京でConsciousness Clubを主宰し神経科学に限らない幅広い意識研究の場を組織している。
1984年生まれ。2015年東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻後期博士課程を退学しIdein株式会社を設立。大学では高性能計算の為の最適化コンパイラ技術を研究。学外では学際研究の方法論の研究、生命の起源探求等の研究会に計算機科学の立場から参 加。その他、ITエンジニア向けの数学勉強会の講師、携帯キャリア大手やベンチャー企業のデータ分析・機械学習技術のアドバイザーを務める。2016年より株式会社デジタルガレージ顧問に就任し人工知能関係を中心にDG Labに協力。
アレックス”サンディー”ペントランド教授はMITメディアラボで接続科学と人間工学研究室のディレクターを務める。メディアラボ、印メディアラボアジアの立ち上げと所長も経験している。 世界で最も引用されている科学者の一人であり、フォーブス誌によると、「世界で最も有力なデータサイエンティスト7人」 の一人として彼を米Google社 創業者/CTOらと共に指名している。ハーバードビジネススレビュー マッキンゼー賞など多数受賞。
Google, AT&T, 日産自動車,国際連合事務総長補佐などで設立時よりアドバイザリーボードに就任 。全米技術アカデミーのメンバー、また世界経済フォーラムのリーダーでもある。
東京大学大学院修士(生命科学)。大学ではMITで行われる合成生物学の大会iGEMに出場(銅賞)。研究テーマは細胞生理学と生物画像解析。グリー(株)に入社し、事業戦略本部、のちに人事戦略部門に従事。KLab(株)では海外事業開発部にて米・アジア各社との業務提携契約を締結。2014年3月に当時の研究室のメンバーとエルピクセル(株)創業。国立がん研究センターなどと人工知能を活用した画像診断支援ソフトウェアの研究開発も行っている。
2000年早稲田大学大学院理工学研究科修了後、大阪大学大学院工学研究科博士課程、JST ERATO北野共生システムプロジェクト学生技術員、阪大フロンティアリサーチ研究機構特任機構を歴任。在学中の1998年に株式会社イクシスリサーチを設立し、インフラ維持管理向け点検ロボットや福島原発対応ロボットなどの特殊ロボットの開発を手掛けている。
IBM東京基礎研究所の所長として、コグニティブ・コンピューティング、ロボティクス、数理科学、ニューロモーフィックデバイス等の研究をリードする。世界に大きなインパクトを与えるべく、人とコンピュターの新たな世界を目指す。データ工学、データマイニング、機械学習、バイオインフォマティクス、オートノミックコンピューティングなどの研究に従事する。早稲田大学大学院でも教鞭をとっている。
Creativity誌「世界の最も影響のある50人」、Forbes誌「世界広告業界最もクリエイティブな25人」の1人に選ばれる、ニューヨークを拠点として世界中で活躍しているクリエイティブ・ディレクター。
アジア、ヨーロッパ、米国で経験を積み業界でも最もユニークなバックグランドを持ち、欧米大手デジタル・エイジェンシーAKQAのグローバル・クリエイティブ・ディレクターとして、ナイキ、アウディ、Xbox、グーグル等、世界を代表するブランドのデジタル戦略とクリエイティブを数多く経験。2008年にはチーフ・クリエイティブ・オフィサーに昇進。AKQAのクリエイティブ最高責任者として、各オフィスを指導。2009年にはAKQAを歴史上初めて広告業界史上初めて5つの「Agency of the Year」賞を獲得したエージェンシーに導いた。またFast Company誌の「最もイノベーティブな50つの会社」の一つにも選ばれている。2007年にはインタラクティブ・クリエイティブ・ランキングで、世界のトップ5に選ばれる(トップ25内で唯一の日本人)。2010年、日本人として初めてカンヌ国際広告祭チタニウム・インテグレーテッド部門の審査員に抜擢され、2012年には「Advertising Hall of Achievement」を受賞。ニューヨーク・アートディレクターズクラブ金賞など、世界中で多数受賞。
2015年秋に独立し2016年Inamoto & Coを設立、デザイン・データ・テクノロジーを重点としたグローバル事業を展開している。
ネハー・ナルーラ氏はMITメディアラボのデジタル通貨イニシアティブでリサーチディレクターを務めており、次世代のデジタル通貨と分散化システムを研究テーマとするグループを率いている。MITのコンピューターサイエンスと人工知能にて博士課程を修了し、高速で大規模な分散システムとデータベースを作り上げた。
これまで新Diggの設立に携わったほか、Googleでシニアソフトウェアエンジニアを経験している。
株式会社オルツ 代表取締役、技術企画・経営企画・ディレクションを担当。
2001年株式会社メディアドゥ(東証1部:3678)取締役を就任。2004年に独立。
2014年株式会社未来少年を年商15億円まで成長させた後に全事業をバイアウト。同11月に株式会社al+を創業。
東京大学工学部電子工学科卒業、同工学系研究科修了。米国マサチューセッツ工科大学経営大学院修了(MBA)。日本興業銀行を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。TMT、金融などの業界を対象に、新規事業開発、戦略立案、M&Aなどのプロジェクトを推進。ゲーム会社のスクウェア・エニックスにおいては、米国法人社長、チーフストラテジストを歴任。プライベートエクイティファンドのアドバンテッジパートナーズでは、ウィルコム、Wireless City Planning、コメダ、GTA TeleGuamなどの案件を主導したほか、レインズインターナショナルの取締役として牛角の海外展開を推進。その後、e-Sportsのリーディング企業であるRiot Gamesの日本法人社長として日本事業の立ち上げを推進。2016年5月より現職。共訳書に「企業価値評価−バリュエーション:価値創造の理論と実践」(ダイアモンド社、2002年)、監修書に「ダメなものは、タメになる-テレビやゲームは頭を良くしている-」(翔泳社、2006年)がある。
ライアン・シア氏は、Blockstack Labsの共同創業者・代表取締役を務める。
同社はユニオンスクエアベンチャーズとワイコンビネーターからの資金調達を受けており、ブロックチェーンによって保障されている分散型ユーザーアプリケーションをより快適に設立できるオープンソース型ソフトウェアを管理している。
同氏はフォーブスが選ぶ30 Under 30に選ばれた起業家の一人。プリンストン大学コンピューター科学と機械・航空宇宙工学専攻を卒業。He was also an engineer at これまでにZocDoc社でエンジニアとして、複数の人気オープンソース型暗号とブロックチェーンライブラリーを生み出し、プリンストン起業家クラブにて代表を務め、在任中に同大学アルベルト・サントスデュモン賞を2回受賞
ホープ氏は、ラトガーズ大学でコンピューターサイエンスと数学の修士号とコンピューターサイエンスの学士号をもつテクノロジスト・起業家であり、金融業界とBlockchain技術の両方に精通。
ニューヨークにて高性能リアルタイム・トレーディングシステムの構築、マサチューセッツ工科大学(MIT)にて理論計算及び人工知能の研究、パナソニックプリンストン研究所にて暗号技術によるITセキュリティシステムの特許の開発に従事。
同氏はデジタル通貨・Blockchain業界で、ホットウォレットでのキー保管技術、取引情報の秘匿化、金融機関の認証システム、など革新的な開発を行っている。
また、フュージョン・システムズのパートナーとして、「ラプター 」(アジアの投資銀行で、最も広く活用されているリスク管理・取引ゲートウェイシステム)のビジネス成長を支援した。
ニューヨークでは、ブルームバーグトレードブックにて自動実行データベースグループを運営し、すべてのブルームバーグの証券のリアルタイム業務データやデリバティブを指揮管理を経験。
ブルームバーグ以前は、ニューヨークのゴールドマン・サックスにて売買システム、プリンストンのTrintechにて情報セキュリティシステムを構築に貢献した。
ジョシュア・ラッチャー氏はニューヨークに本社をかまえるASAPP社にて、成長戦略部 副部長を務めており、AIによるデジタルプロットフォームを新規ビジネスの開発・展開を行っている。
前職ではボストン・ケンブリッジに拠点をもつ世界有数の投資ファンドへのアドバイザリーを行っているグリーンマントル社のディレクターを務め、新規事業開発と、顧客窓口を担当していた。それ以前は、ニューヨーク拠点のローカスアナリティクス(現シンタックスアナリティクス社)の設立メンバーで投資顧問として新しいポートフォリオを開発し、インデックスファンドのニューヨーク証券上場に貢献した。ニューヨークYIVOユダヤ調査研究所取締役の他、テクノロジー、ヘルスケア、非営利団体のスタートアップにも助言している。ハーバード大学史学科名誉卒業。
ビットコインの基盤技術であるブロックチェーンがこのところ、にわかに注目を集めています。デジタル通貨のみならず、銀行をはじめとした金融システムや、契約、不動産売買といった様々な分野に変革をもたらすと予想されています。本カンファレンスでは、こうしたブロックチェーンのもたらす未来について、国内外から有識者を招聘し、金融システムや産業界へのインパクト、今後の技術開発の動向などについて議論します。
ブロックチェーンを様々な用途に利用するためのプラットフォーム技術「サイドチェーン」を開発したことで知られるBlockstream社の創業者であるAustin Hill氏や、Wall Street Journalの元記者でMITメディアラボ Digital CurrencyのSenior Advisorに就任したばかりのMichael Casey氏、日本銀行 金融機構局 金融高度化センター長の岩下直行氏などが講演します。また、慶應義塾大学 教授の村井 純氏が、ブロックチェーンがインターネットに与えるインパクトについて講演する予定です。このほかにも、ブロックチェーンの発展に欠かせないエンジニアコミュニティを広げるための課題や、世界中の大学研究機関を結ぶネットワークとの連携といったトピックについても取り上げます。
ブロックチェーンを様々な用途に応用することを目的とした技術「サイドチェーン」を開発し注目を集めるBlockstream社の創業者が、ブロックチェーンの可能性や、サイドチェーンを使ったアプリケーションの開発などについて講演します。
ブロックチェーンを使った最先端のアプリケーションの開発や今後の動きについて取り上げます。
スピーチ:Thaddeus Dryja氏(Lightning Labs) Lightning Networkが目指す新たなトランザクションその産業へのインパクトの大きさから、ブロックチェーンの登場をインターネットの登場に匹敵するとの声も聞かれます。このセッションでは、ブロックチェーンがインターネットに与える影響や、ブロックチェーンが進化の過程のどこに位置するかといったトピックについて、議論します。
スピーチ:村井 純氏(慶應義塾大学) IoT: Internet of Trustブロックチェーンが金融システムをどのように変革し得るかについて、グローバルな視点、日本国内の視点から議論します。
スピーチ:Michael Casey氏(MITメディアラボ) ブロックチェーンが世界の金融システムに与えるインパクトブロックチェーンの継続的な進化には、エンジニアコミュニティの協力が欠かせません。このセッションでは、産業界とエンジニアコミュニティがどのように強調していくべきかについて、意見を交換します。
スピーチ:Nicolas Dorier氏(Metaco SA) ビットコインエンジニアコミュニティにおけるアイデアの広がりとその実行についてこのセッションでは、大学の研究機関が中立的な立場を生かしブロックチェーンの開発に果たしていく新たなプロジェクトについて議論します。
スピーチ:Neha Naura氏(MITメディアラボ)人工知能が目覚ましい勢いで進化を始め、多様な分野での実用が始まっています。Googleが開発したAlphaGoのように、特定用途ではエキスパートの能力すら上回る実力を発揮する人工知能も登場しました。本カンファレンスでは、最前線で活躍するスピーカーの方々を招き、人工知能が様々な業界に与えるインパクトを浮き彫りにしながら、我々が人工知能とどのように向き合っていくべきかについて議論を深める予定です。
人工知能研究の第一人者で、ロボカップの発起人やaiboの開発などで知られるソニーコンピュータサイエンス研究所 所長の北野宏明氏や、人工知能と人間の関係について研究するMITメディアラボ教授のAlex Sandy Pentland氏が基調講演を行います。この他にも、人工知能を使ってデータセンターを置き換えるサービスを提供するASAPPの創業者であるGustavo Spanznik氏、コグニティブ・コンピューティングの専門家でもある日本IBM 東京基礎研究所 所長の福田剛志などが、最先端のアプリケーションについて講演します。また、人工知能の実用において避けて通れない倫理問題について議論するセッションも設けます。
人工知能を使って、あたかも人間と対話しているかのようなユーザーインタフェースを実現するインタラクティブ・エージェントについて、最先端の事例を紹介します。
スピーチ:Gustavo Spanznik氏(ASAPP) コールセンター事業に変革をもたらす人工知能システムライフサイエンスやヘルスケアの分野への人工知能の応用が始まっています。このセッションでは人口知能がこうした分野にどのような変革をもたらしつつあるのかを議論します。
スピーチ:島原 佑基氏(エルピクセル) 人工知能を活用した画像診断支援システムの開発このセッションでは、人工知能の応用が進む自動運転やロボットの分野での最先端の開発事例をご紹介します。
スピーチ:乙部 一郎氏(ZMP) ZMPの自動運転技術(仮)人間の脳に匹敵する人工知能の実現を目指した取り組みが始まっています。このセッションでは、「ハードウエア」と「意識」という切り口から、それぞれ最先端の研究を紹介します。
スピーチ:福田 剛志氏(日本IBM)人工知能が生活に浸透する時代には、これまでは人間社会のルールだった倫理を、コンピュータの判断にも当てはめる必要が生まれてきます。このセッションでは、こうした観点から、人間と人工知能がどのように共存していくかについて議論します。
パネルディスカッション:伊藤 穰一/Alex “Sandy” Pentland氏/北野 宏明氏/中村 晃一氏
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2015 SAN FRANCISCO
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2015 TOKYO
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2014 SAN FRANCISCO
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2013 SAN FRANCISCO
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2012
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2011 Fall
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2011 Spring
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2010
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2008
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2007
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2006
THE NEW CONTEXT CONFERENCE
2005