
ローレンス・レッシグ教授は、ハーバード大学ロースクールで法律とリーダーシップを専門としている。同氏は、ハーバード大学以前に、シカゴ大学およびスタンフォード大学ロースクールで教鞭を執り、後者においてインターネット社会研究所を設立した。アメリカ合衆国第7巡回区控訴裁判所ではリチャード・ポズナー判事の、また合衆国最高裁判所ではアントニン・スカリア判事の法務書記を務めた。
レッシグ氏は、クリエイティブ・コモンズの創設メンバーであり、AXAリサーチファンドの科学理事を務める。またアメリカ芸術科学アカデミーと米国哲学協会のメンバーでもあり、ウェビー賞、FSFフリーソフトウェア賞、サイエンティフィック・アメリカン50賞、Fastcase 50賞などを含む多数の受賞歴を持つ。
レッシグ氏は、キャリアの大部分において、法と工学の著作権に及ぶ分野へ焦点を当てており、米誌ザ・ニューヨーカーは、同氏を「インターネット時代の知的財産分野における最も重要な思想家」と評している。近年は「institutional corruption(=合法だが社会的な信認が弱まるという意)」でも民主主義に及ぶ分野へ注力している。
同氏の主要な著書には、Fidelity & Constraint: How the Supreme Court Has Read the American Constitution (2019)、America, Compromised (2018)、Republic, Lost v2 (2015)、Republic, Lost: How Money Corrupts Congress—and a Plan to Stop It (2011)、Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy (2008)、 Code v2 (2006)、The Future of Ideas (2001)、およびCode an Other Laws of Cyberspace (1999)がある。
レッシグ氏は、ペンシルバニア大学で経済学の学士と経営学の学士、ケンブリッジ大学で哲学の修士、イエール大学より法務博士を取得している。
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