
クリストファー・ヤオ氏はシンガポール空軍の士官として自身のキャリアをスタートさせた。コンピューターサイエンスと数学で第1級優等学位を取得。卒業後は国防省のチーフ・ディフェンス・サイエンティスト・オフィスに入省。その後3年間の奨学金を受けディシジョン・サイエンスの博士号を取得。博士号の修了前に、インターネットを使ったサプライチェーンソフトウェアを開発し自身初のスタートアップを立ち上げた。その後、シンガポール・プレス・ホールディングスの傘下でrednano.sg(ローカル検索およびディレクトリエンジン事業)のCTOを務め、NUS Enterprise(シンガポール国立大学が運営するインキュベーション事業)並びにA * STAR ETPL(A*STAR内の技術商用化のためのリサーチファーム)では、AIその他ソフトウェア技術の商用化に焦点を当てた変革型マネジメントを行なった。また、AIを活用して閲覧したコンテンツに基づき消費者の関心を分析するaSpecial Mediaの共同創設者でもある。
ヤオ氏は、2017年にsentient.ioを創業。独自のAIアルゴリズムをAPIを介して提供することで、顧客(ソフトウェア開発者)が簡単かつ迅速に、必要なAI技術を各社のソフトウェアアプリケーションに組み入れることができるサービスの提供を開始した。A*Starとは現在も共同で、世界で活用が期待される幅広いAIアルゴリズムの構築に勤しんでいる。
また、ヤオ氏は、コー・ブーン・フィ氏(シンガポールの国家事業を多く率いた実業家)によって設立されたプライベートエクイティ会社の顧問団を務め、国防科学技術庁の投資部門役員にも名を連ねている。
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